Case Study

事例紹介

Oto Lab.のサービスで、多くの医療機関や補聴器販売店が成長を実現しています。
実際の課題解決プロセスと導入効果をご確認ください。

移転開業に伴う補聴器外来の
立ち上げから運営までトータルサポート。

[client]

山田耳鼻咽喉科医院(石川県河北郡津幡町)

検査

サポート期間:2025年10月~(月2回の訪問)

[課題]

地域のニーズに応えるべく「補聴器専門外来」を開設したい。

[支援内容]

図面の相談、補聴器外来運営支援、聴覚検査の技術指導

[成果]

聴覚検査実績150~200件/月。
補聴器外来予約枠が3カ月で6倍以上に増加。

[課題]

地域のニーズにしっかり応えるべく「補聴器専門外来」を開設したい。

石川県津幡町で3代続く耳鼻咽喉科医院の現院長である山田健太郎先生は、、以前より難聴で悩む患者さんに対して適切な医療を提供したいと考えておりましたが、現状の設備では限界を感じ、同じ津幡町に移転開業を決意されました。長く地域に根づく補聴器診療を構築したいという思いから、Oto Lab.へご依頼をいただきました。

耳鼻咽喉科診療の中に、クリニック規模で補聴器診療をどう組み込むか

クリニック規模で補聴器診療を独自に構築することは難しく、それに加えて、従来の耳鼻咽喉科一般診療の中に補聴器診療をどう組み込むかに苦慮されていました。患者さんの受診頻度や外来の流れ、言語聴覚士や補聴器販売店との連携など、ゼロから外来を構築する必要がありました。

補聴器フィッティングには正確な聴覚検査が必要不可欠

補聴器フィッティングにおいて、聴覚検査は最も重要な情報の一つであると認識されていた一方で、人材確保はもちろん、とくに検査技術の指導が大きな課題でした。「補聴器調整の礎となる純音聴力検査」や「調整状態を確認する補聴器適合検査」などは、実施できるだけでは不十分で、正確に行える環境と人材育成が必要不可欠でした。

[解決]

図面の相談

検査室の配置や広さ、機器選定、検査室内レイアウトなどのハード面からご相談いただきました。これらは決定後に変更することは難しいため、将来どのような診療体制にしたいか、今後起こり得ることなどを話し合いながら、医院に適した設備をご提案しました。

補聴器外来の運用支援

医師、言語聴覚士、認定補聴器技能者がどのように連携するか、それぞれの役割を明確にしました。外来のコンセプトをチーム内で共有し、回数を重ねるごとに改善点を修正できる関係が構築できています。

補聴器に関わる検査の技術指導

開院前の研修、各種聴覚検査(純音聴力検査、語音弁別検査、補聴器適合検査、不快閾値検査など)の技術指導、補聴器外来の運営支援までソフト面も含めて包括的にサポートしました。補聴器の調整具合を客観的に評価することで患者さんの満足度と信頼の向上へ貢献しています。

[成果]

現在では、聴覚検査の実施件数が150件/月ほどを達成しています。補聴器診療日においては、月に2日間(半日を4回)のみでしたが、開院3カ月で月12日まで拡大し、当初の6倍となりました。徐々に地域での認知度も高まり、難聴で困っている多くの患者さんへ「聞こえる」を届けています。

Episode“00”「聴覚・耳科専門クリニックを目指して」

[client]

舟石川ひふみみクリニック(茨城県那珂郡東海村)

検査

サポート期間:2022年10月~2025年9月

※Episode“00”の本事例は、Oto Lab.の設立前に弊社代表が個人事業としてご相談いただいた事例になります。

[課題]

大学病院レベルの耳科・聴覚診療をクリニックで実現したい。

[支援内容]

検査設備の提案、実践的な検査手技の徹底指導、検査体制構築支援

[成果]

言語聴覚士を中心に、正確な検査で質の高い耳科・聴覚診療、補聴器外来を実現。

[課題]

大学病院で行っていた耳科診療をそのままクリニックへ

院長の貞安令先生とは東京女子医科大学東医療センター(現 足立医療センター)耳鼻咽喉科で出会い、耳のスペシャリストである須納瀬弘教授を共に師事しました。須納瀬教授からは医療に対する姿勢や考え方、患者さんへの接し方など多くのことを学ばせていただき、貞安院長をはじめ、多くの先生方と耳科診療に携わらせていただきました。
貞安院長は須納瀬教授と同様に聴覚・耳科領域がご専門とされ、耳の治療をできる限りクリニックで完結したいという信念をお持ちでした。診療から手術まで一貫して耳の治療ができる知識と技術を最大限に活かすため、より専門的に対応できる設備や環境を整える必要がありました。

診療レベルに合わせた検査部門の確立

耳科手術や補聴器診療に対応できる検査体制を構築するために、検査室の配置や広さ、検査機器の選定、人材育成(検査技術指導、必要な医学知識の提供)などが課題でした。

[解決]

理想の診療に耐えうる設備

耳科・聴覚専門クリニックとして対応できる検査の項目と検査の質を整えるために、院内での検査室の配置、検査室の広さ、検査機器の選定など、クリニックの構想段階から話し合いを重ねました。クリニックでは珍しく防音室を2部屋設置し、オージオメーターを用いた聴覚検査はもちろん、耳管機能検査や耳音響放射、補聴器適合検査など、より専門的な耳科診療と補聴器診療を両立できるようサポートしました。

基本の検査手技の徹底

まずは日常業務を確実に遂行できるよう、基本的な手技の徹底を心がけました。
聴覚検査は主観的な検査が多いため「検査者の先入観」も結果に大きく影響します。正確な結果は、精確な手技でしか得られないため、検査者の先入観が入り込まないよう、一つ一つの手技を精確に行うよう指導しました。
とくに純音聴力検査は診断における最重要情報であるため、患者さんへの説明から機器装着、閾値測定、マスキングまで、現場ですぐに活かせるよう実践的にサポートしました。

検査の意義を理解し、応用の利く検査体制の構築

検査手技の指導だけでなく、耳科疾患、検査の原理、結果の解釈(なぜこのような結果が得られたのか)など、検査の臨床的意義(検査と疾患の関連)を理解し、実際の検査に活かせるよう指導しました。

[成果]

現在では言語聴覚士が2名在籍し、大学病院と遜色ない検査体制を構築しています。また、補聴器診療をほぼ毎日行いながら、耳科学手術や遺伝性難聴の遺伝子検査の実施など、充実した耳科・聴覚診療を提供しています。
今まで他院で「もう治らない」と言われていた方や、友人から「補聴器なら舟石川ひふみみクリニックがよい」と勧められた方など、耳で悩む多くの患者さんを支えており、茨城県の聴覚・耳科診療を牽引しています。

不安だった測定に「確信」が持てるように。

[client]

技術の補聴器店 みみエイド(Hear Japan株式会社)

検査

サポート期間:2025年12月~(月2回の訪問)

[課題]

各測定に自信がなく、時間ばかりかかってしまう。

[支援内容]

各測定の基本手技の習得。マスキングを体で覚える。

[成果]

測定に確信がもてるようになり、補聴器フィッティングにも自信がついた。

[課題]

測定に自信がないうえ、時間もかかる

最も基本となる純音聴力測定について、重要性は感じていながらも、どのように学んだらよいかわからず、日頃から不安を抱えながら測定をしていました。とくに骨導聴力測定では、受話器をどのように装着すればよいかがはっきりせず、測定ごとに閾値が不安定になることも多くありました。
また、語音聴力測定や効果測定も手技に自信が持てず、時間もかかってしまうため、省略してしまうこともありました。

マスキングがわからない

これまでマスキングについて何度か勉強していたものの、「なぜマスキングが必要なのか」、「どのように非測定耳で聴取してしまっているのか」、「どの程度のノイズレベルが必要なのか」など、マスキングの原理や理論がうまく整理できていませんでした。
また、実際の手技でも正しいマスキング方法がわからないため、純音聴力測定では聴力像に関係なく機械的に一定のノイズレベルを負荷し、効果測定ではノイズを負荷せずにマフのみで遮蔽するなど、非測定耳を十分に遮蔽できているか不確実なまま測定を行っていました。
マスキングについて正しい方法を学んで改善をしたいと思いながらも、誰に相談してよいかわからず、悩んでいる状況でした。

[解決]

正しい基本手技を習得

測定ごとに手技のばらつきがあったため、まずは「正しい測定手技がどのようなものか」を各測定でしっかり見ていただくことから始めました。
各測定は「測定者」と「被測定者」の主観が結果に大きく影響するため、測定者の技術が成熟していないと正しい結果を得ることが難しくなります。測定者の先入観や被測定者の曖昧さなど、測定に影響する因子をしっかり把握し、惑わされないために一つ一つの手技を精確に行うよう徹底しました。
純音聴力測定では、機器装着と閾値測定、マスキングのポイントを重点的に指導し、ある程度の所要時間はかかっても、基本に忠実な測定方法で正確な結果を出すことを優先して指導しました。
語音聴力測定や効果測定では、測定の意義、方法、マスキングまで、基本となる内容を一から説明し、オージオグラムを参照しながら、できる限り短い時間で必要な情報を得られるよう、測定手技の工夫などを伝えました。

マスキングを体で覚えてもらう

マスキングを理解するために必要な知識、マスキングの原理、オージオグラム上での適正マスキングの見極め方、必要なノイズ量の計算など、「マスキングとは何か」という基本から一つずつ丁寧に、繰り返し説明を行いました。
また、これまで記録していたオージオグラムを見直し、実効マスキングレベル、実効レベル、内耳が遮蔽されているレベルなどを順序だてて反復練習をしていただくことで、マスキングへの理解を深め、オージオグラムからその測定が適切に行えているかを判断できるよう支援しました。
座学と並行して実際の測定手技を指導しました。多くの方は「結局、何dBのノイズを負荷すればいいのか」とすぐに一つの解答を求めようとしますが、それはマスキングの原理や理論を理解していなければ算出できません。
測定中は気導閾値と骨導閾値に応じてノイズ量を変化させる必要があり、柔軟に対応しなければ真の閾値にたどり着けないことが多いため、時間がかかっても理論を理解できるまでは「プラトー法」を徹底して実施するよう指導しました。

[成果]

現在では、オージオグラムを見てマスキングの必要性を判断し、必要なノイズレベルを算出ができるようになりました。
また、これまで曖昧で悩みながら行っていた各測定も、基本手技を精確に実施できるようになったことで、自信を持って補聴器フィッティングに活かせるようになり、顧客満足度と信頼の向上に大きく貢献しています。

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