Case Study
事例紹介
Oto Lab.のサービスで、多くの医療機関や補聴器販売店が成長を実現しています。
実際の課題解決プロセスと導入効果をご確認ください。
聴力・効果測定のスキルアップで
顧客満足度と信頼の向上を目指す。
シグニア補聴器(WSオーディオロジージャパン株式会社)
サポート期間:2025年10月~2026年3月(オンライン講座5回+実地研修1回)
※対象は補聴器販売店で補聴器フィッティングに関わっている方
[課題]
各測定の重要性の共有と手技の標準化。
[支援内容]
オンライン講座による知識の習得、実地研修での実践トレーニング
[成果]
各測定の意義を再確認し、基本手技やフィッティングへの活用方法を習得。
[課題]
聴力・効果測定の重要性について、十分な共有ができていない。
耳せんや機種、処方式などを決定したり、補聴器調整が狙い通り行えているか、聞こえの改善を評価したりするうえで、各測定は補聴器フィッティングにおいて重要な情報です。しかし、多くの補聴器販売店ではその重要性を十分共有できていないのが現状でした。
補聴器フィッティングの根拠が曖昧になりがちである。
補聴器フィッティングでは、「補聴器をどう調整するか」に意識が向きがちで、その根拠となる各測定がおろそかになりやすい傾向がありました。
よりよい補聴器フィッティングには正確な測定、すなわち「確かな根拠」が必要ですが、現状ではその測定手技に確信が持てず、補聴器フィッティングの根拠が曖昧になっていました。
教育環境を整えることが難しい。
補聴器フィッティングは多くのプロセスを含むため、各測定について十分な経験を積みにくいのが現状です。また、身近に「十分経験を積んだ指導者」がいることも少ないため、十分な教育を受けられないまま現場業務に携わっていることが多く、各測定の標準化が難しい状況でした。
[解決]
【オンライン講座】
聴力測定の基本と耳の基礎知識
なぜ聴力測定が補聴器フィッティングにおいて重要なのか、目的や意義なども含めて聴力測定の概要(測定を行う上でのポイントや注意点)についてお伝えしました。
また、測定結果を正しく解釈できるよう、聴力測定に必要な知識(耳の構造と機能、耳科疾患など)についても触れました。聴覚医学の知識は、聞こえの相談を受けるうえで必要不可欠であり、補聴器ユーザーの聞こえの状態を正確に把握することで、よりよいフィッティングにつながるよう支援しました。
マスキングの原理とオージオグラムの読み方
聴力測定で多くの方がぶつかる大きな壁の1つが「マスキング」です。
マスキングは実際の手技で行う際と、オージオグラムを読む際とで、考え方や順序が異なります。そのため、まずは「マスキングの原理を理解し、オージオグラムの結果をみてマスキングが適切に行われているかを判断できる」ようになることを目標にしました。
内耳(蝸牛)がどの程度遮蔽されているか、どの程度遮蔽しなければならないかを理解するのに苦労する方が多いため、一つ一つ順序だてて説明しました。
また、「講義ではわかったが、実際に一人で考えるとわからなくなる」を防ぐために、オージオグラムを使った例題を作成し、反復練習を通じて理解を深められるよう支援しました。
純音聴力測定の方法(気導聴力、骨導聴力測定)
純音聴力測定は主観的な測定であるため、測定者の技量によって結果が大きく変わります。
各販売店での測定手技の標準化も視野に入れ、測定の説明から受話器装着、閾値測定、マスキングまで、基本的な手技を習得するためのポイントやコツを共有しました。
今までよくわからないまま測定を行っていた方も少なくありませんでしたが、正しい測定方法を一から学ぶことで、自信をもって測定を行い、狙い通りのフィッティングに近づけるよう支援しました。
語音聴力測定・効果測定の方法
語音聴力測定や効果測定は補聴器調整において重要な情報であるため、測定の意義や結果の解釈を重点的にお伝えしました。
測定手技については、現場の限られた時間で必要最低限の情報が得られるよう、効率的に測定するポイントをお伝えしました。とくにマスキングについては、原理は同じでも純音と語音で考える手順がやや異なるため、混乱する方もいましたが、手技の流れとその理由についても、理解しやすいようにかみ砕いて説明を行いました。
【実地研修】
実地研修で、より実践的な手技を習得
オンラインでは伝えにくい実際の手技の様子や、測定中にどのようなことを考えながら行っているかなどを直接見て、自ら実践して練習できる機会を設けました。
測定のチェックポイントを確認できる「習熟度評価表」を用い、自分の測定が正しく行えていたかをフィードバックしながら、スキルアップトレーニングを積んでいただきました。
[成果]
オンライン講座は約半年間、何度でも視聴可能とし、繰り返し復習することで現場ですぐに活用できるカリキュラムを組みました。
実地研修も併せて、個人のスキルアップはもちろん、教育環境を整えにくい各測定について、各販売店の社内研修にも取り入れられるような基礎内容にしました。
補聴器における「調整のスキルアップ」ではなく、「聴力・効果測定のスキルアップ」という別の視点からアプローチすることで、多くの補聴器技能者がよりよい補聴器フィッティングを行えるよう支援しました。
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